C.I.S.V. とは
CISVは50年の歴史を持つ非営利・無宗教・政治的に中立な団体で平和教育と国際交流を進めています
1951年にアメリカ合衆国オハイオ州シンシナティに9か国から11歳の児童44人、大人のリーダーやスタッフ11名の計55人が集まり、初めての「ビレッジ」が4週間にわたり 開催されました。CISV(Children's International Summer Villages:国際子ども村)の始まりです。ビレッジの目的は、人種、宗教、政治、経済体制に関係なく、世界中の人たちが同じ人間としてなんて共通点が多いのだろうということを認識し、お互いの考え方の違いを認め、理解、忍耐、友情、平和、人類愛の精神を育むことでした。
 ビレッジの参加者を11歳に限定したのには訳がありました。11歳の子どもは、生理的・情緒的に安定し、順応度が高く、家族から離れてもホームシックにかかることなく、もしかかったとしても、ごく短期間に克服できるからです。また、外国人に対しても偏見を持たず、言葉の壁を乗り越えて、ジェスチャーや絵などでコミュニケーションをとれるのも、11歳の特徴です。
 その後CISVには、年齢に応じてさまざまなプログラムが開発されましたが、いずれの目的も平和教育と国際交流です。今ではCISVの加盟国は約70か国にものぼっていて、ビレッジも毎年世界中の約40か国の60か所以上で開催されています。
 これだけ大きなCISVですが、CISVは営利団体でも族行会社でもありません。運営は全て会員の手によるボランティアで行われていて、さまざまな活動費用は、会員の会費とCISVに協賛する企業や団体、個人の寄付、国や地方自治体などの援助によってまかなわれています。
 CISVの国際本部(Internatlonal Office:IO)はイギリスのニュー・カッスルにあり、最高議決機関は年に一度開催されるAIM (Annual International Meeting)と呼ばれる国際会議です。CISV日本協会は1957年に創立され、1987年文部科学省(当時の文部省)に社団法人としての設立を許可されました。
これまでに約4,000名の青少年をプログラムに派遣し、海外からも約4,000名を受け入れてきました。現在は4つの支部に20歳以上の正会員約2,000名がいて、活動を続けています。
 会員や引率リーダーに対する研修、危機管理なども万全の体制で取り組んでいますので、安心してご参加いただけます。

(2002年度より最高議決国際会議は IBM から AIM と改名されました。)

CISVの沿革
CISVは、平和教育と異文化間交流の促進を目的とする、独立した非政治的ボランティア組織です。CISVはいかなる政府、政党、宗教団体、その他の大組識からも独立した公益法人です。
1965年から1996年までCISVは、ユネスコと相互に情報を交換しあうカテゴリーCの団体として認められていました。イギリスのニューカッスル・アポン・タイン大学と長い間共同研究を行っており、1998年までに100ヶ国から約13万人が参加した青少年交流団体として、高い評価を受けています。CISVの活動に参加するホストファミリーや大人の協力者、そしてスタッフは皆ボランティアで、報酬を受け取っていません。
CISVの歴史
CISVは1950年に、アメリカのシンシナティ大学の心理学者ドリス・アレン博士によって創設されました。アレン博士は、「違う国々から来た若い人たちが、仲良く一緒に暮らすことができれば、その経験がのちのち平和な世界を創りだそうとするときに、必ず生かされる」と確信しています。
創立以来、CISVは次のような活動を続けてきました。
  1. 文化的背景に関係なく仲良く一緒に暮らすことができるということを、体験を通して学ぶ機会を人々に与えてきました。
  2. 調査と経験を通じて、国際関係と非暴力的問題解決について、学術的貢献をしました。
  3. 同じ趣旨をもった団体と協力しあってきました。
大変残念なことに、CISVの創立者である心理学者ドリス・トゥウィッチェル・アレン博士が、100歳の生涯を終えたことをお知らせいたします。

ドリス・アレン博士は、1901年10月8日にアメリカ合衆国のメイン州で生まれ、2002年3月7日にバージニア州で亡くなりました。博士は、100年の生涯を通して、世界中の多くの人々の心を打ちました。博士は、愛する家族を大切にし、心理学者としての仕事を続けながらも、世界平和をめざして異文化理解を促進するグローバルな活動組織をつくるという夢の実現のために、あらゆる努力を惜しみませんでした。
写真:リチャード・アヴェドン(CISV資料)

第2次世界大戦直後、アレン博士は、戦争の惨禍を繰り返さず、平和な世界を築いていくためには、大人を教育するのではなく、子どもを教育することから始めなくてはいけないと考えました。児童心理学者であった博士は、子どもが大人になったとき、子どもの頃の経験や感情に基づいた行動をすると知っていたからです。子どもへの平和教育としてビレッジが初めて開催されたのは1951年。この50年間にCISVプログラムに参加した若者の数は全世界で15万人以上にものぼり、各界で活躍しています。

写真:1987年来日時、中曽根康弘CISV日本協会会長(当時)と

ドリス・アレン博士履歴

img06.jpg CISVの教育目標